それでいいっしょ

ゲイHIPHOPライター鼎のブログ

ゴールデン街もすっかり変わっちゃったね

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最近、ゴールデン街にまた通いだした。
通いだしたといっても、頻度としては年に二回ほど。
家から遠いから現場が新宿方面だった時にしかいかない。
あと、飲み物の単価も安くはないからお財布が潤っている時だけ。
先日も新宿解散の現場があったから気が向いて行ってみた。

 

学生時代に縁のあったお店があって、10年ぶりくらいに行ってみたのがきっかけ。
あの頃、ゴールデン街という町はあたしにとって衝撃的で本当に刺激的だったんだけど、お店のママはあたしのことなんてきれいさっぱり忘れていて、その思い切りの良さに逆に好感を持てた。
酔っぱらうとその日にあったことは脳がリセットされて忘れちゃうんだよって笑っていた。

でも共通の思い出話をしたりくだらない近況報告をして過ごしているんだけど、まあ、ゴールデン街は変わっちゃった。
すっかり外国人観光客向けの飲み屋街だ。

そのお店も客の1割は常連、もう1割は初見の日本人、残りの8割は外国人観光客だ。
それはそれで売り上げになっているから別にいいみたい。
それにママも英語ができるから大抵の外国人観光客に気に入られる。

 

昔はそういう街ではなかった。
編集者とか記者とか、アーティストとか文化人崩れの溜まり場だった。
名の知れた新聞や雑誌の方々もいたし、大掛かりなアート展を主催しているお店もあった。
あたしみたいな学生は「最近の学生はそんなのも知らないの?」といじられながらも彼らにご馳走になったりした。
あたしはそのころからゲイだと公言していたから特に彼らに気に入られていた。

 

そのころから世代交代はもう行われてた気がする。
自分たちよりも少し年上の人たちが始めたお店なんかも色々あった。
「もうみんな歳だからあの頃のお客さんはすっかり来なくなったね」とママは笑う。
そして通りすがりの外国人が入ってくる。

 

この間は隣にベルギーの外国人カップルが座っていた。
自分も少しくらい英語ができるから話していたけど、ベルギーの話なんてわかんない。ヨーロッパの90年代ポップとの話をすると大抵は喜ぶんだけど。
それでもなんとか色んな話をした。
酔っぱらってて全部忘れちゃったけど。
下手に英会話スクールに通うよりもよっぱどお勉強になるなとなんとなく思った。
ママはそんな時は口を挟まず、ニコニコしながら静観している。
いいお店だ。

 

街の雰囲気は変われども店とその主人は変わらない。
そしてその雰囲気はあたしは嫌いではない。
恋人ができたらいつか連れてきてあげたい。
単価も安くないのにごくごくお酒を飲みほしながらせめて三か月に一回くらいは来ようってなんとなく思う夜であった。

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