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ゲイHIPHOPライター鼎のブログ

あの子が逮捕された

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あの子が逮捕された。
一回しか話したことがないから知人という呼ぶのもは変だろう。そもそも向こうがあたしを覚えてるかどうかも怪しい。でもあたしはあの子と話した。それであの子を一瞬で好きになった。恋愛感情ではなく、人として。


その子は元々ある事件を起こしていて、それ事体は賛否両論だったんだけども、でもそのおかげで割とその界隈では既にちょっとした有名人だった。あたしはそれほどその界隈には精通していなかったので「変な子だな」としか思ってなかった。

 

とあるパーティーで、とある方がその子にあたしのことを「ライターさん」といって紹介してくれた。写真で見るより整った顔をしていて、想像してたよりも少しだけまともだった。
「どこで書いてるんですか?」とその子は聞いてきた。
「Realsoundとか。あとKAI-YOUも持ち込んでるよ、あとゲイメディアを少しかな」とあたしは答えた。そして続けて「あたしオカマだからさ」と笑って言った。

相手はあたしよりも一回りも下だ。この唐突なカミングアウトに何て答えるのだろう。ちょっと楽しみで少し怖くもあった。
そして彼は臆せずに「一緒に映画に行きましょう」と答えた。

脈絡のない答えがでて困惑した。なぜゲイと映画に行きたがるのか。まったく意味がわからない。やっぱり変な子だった。

 

でも「僕、映画が好きなんです」と言うあの子の顔は輝いてた。「映画かあ。全然見てないよ。トッドソロンズとキムギドクはちょっとならわかる」とあたしが言うとあの子は大いに喜んでしばらく作品への熱い想いを語っていた。

それくらいのやりとりしかしていないけど、本当に変な子だなあ、でも面白いなあって思った。そこに負の感情はなかった。
連絡したいな、でもそのうちまた会えるよね、なんて軽く考えていた。


そしたらあの報道。
運が悪かったんだ。
あたしはアメリカに住んでいたことがあって、合法的にそれを利用していたこともあるからそれに関しては至って肯定的だ。だからそう思ってしまう。

でもルールはルールだ。
日本だと犯罪者だというレッテルが貼られてしまう。
ハイリスク・ローリターン。だからあたしは日本ではそれをしない。

 

SNSで悪意のあるいじりを見た。
みんなむやみやたらにシェアをして笑っていた。
なんとかのキャラと「髪型が一致」とかいう比較ポストも見た。

 

「お前ら何も知らないくせに」
あたしはそう思った。

犯罪者というレッテルを貼りつけて、ただ面白がっている。
あの子が映画の話をするときの目の輝きもしらないくせに。
あの子のテンポのずれた会話の心地よさもしらないくせに。
ただ、悔しい。

 

あたしだって一回しか会ったことがないよ。
あの子の一面しか知らない。
でもあの子が好きだ。


でもだからこそ。
彼にまた会える日が来たら、もっと色んなことを話したい。
人が勝手に彼にレッテルを貼りつけようと気にせずに。
彼とお酒を飲んで色んなことが話したい。

 

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もし君から多くの人が離れてしまったとしても。
それでも僕は君に会いたいと願うよ。
また会おうね。

 

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