韓流スターのチェキ券の代理購入のバイトをしてきたよ

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Lee Min Ho

 

知り合いの女社長さんから「あのね、某韓流スターのチェキ券が欲しいんだけど、仕事があるから並べないの。バイト代出すから並んでくれない?」と声をかけられたので喜んで並んできました。その韓流スターのコンサートチケットを買った人の中から先着100人に限って、3000円で「ツーショットの写真が撮れる権利」が買えるという。

5時に起きて、6時に家を出る。7時に着くように向かったのは某コンサートホール。連絡を取り合いながら女社長と落ち合う。「どうしよう、もう人がすんごい並んでて、買えないって言われたら」なんて2人で心配していたけど、行ってみたら1人しかいなくて拍子抜け。

「結構余裕じゃん」と思いながら、先に座ってたおば様に軽く挨拶をしてコンサートホールの軒下に持参した折り畳みの椅子を設置。椅子ってのがこなれてる感じがして良いでしょう。まあ、初めてだけど。しばらくは女社長と美容トークをしながら待っていたら、9時に始業し始めたらしく係員の方にコンサートホールの中に誘導される。冷房などは効いてはいないが、室内なのでそこそこ快適な環境。そのうちに男性2人が後ろに並んだ。明らかに韓流ファンには見えなくて並び屋稼業かな?と思わされた。他にもおばさんグループも続いて並び始めた。

「じゃ仕事行ってくるね」と女社長を見送り、ひたすら待機。とりあえず一時間ほど寝る。
まだ人数も20人程度しか並んでいないので、起きたあとはトイレや喫煙所にも行き、さらに備え付けのカフェでホットサンドを包んでもらい、それを列に戻って食べたりしてそれなりに快適に過ごしていた。うっかり外に並ぶものだと思っていたので嬉しい誤算だ。

ふと後ろに並んでいたおばさんに「ここに並べって言われました?並ぶだけ並んで違ってたら困るんで」とにこやかに声を掛けられ、「朝、外に並んでたんだけど、係員にこっちだって誘導されて」と説明したら安心していた。そして気を許したのか、おばさんたちに「あなたも◯◯様のファンなの?」って聞かれたから「友人の代理で」って言ったら「まあ!もしかして彼女ね!その子幸せものねぇ」「あたしもそんな優しい彼氏が欲しいわ」とか盛り上がってて、もう勝手にしてって思っちゃった。

それが12時を過ぎた頃にどんどん人が並び始める。客層は殆どおばさんかおばあさんかのどちらか。稀に若い子もいる。そして不思議なことに「とびきりの美人」はいない。ごく普通のおばさんが溢れるほど並んでいた。ごく普通のおばさんが失いかけていた若いころの情熱を呼び起こし、そして小銭を絞ろうとして上手く行ったパターンが韓流なのだ。

しかしおばさんのコミュニケーション能力ってのは本当に凄くて、並んだ瞬間から前の人と後ろの人が話し仲間になってしまう。「どちらから?」「長野から始発できたの」「凄い~!」とこんな塩梅で盛り上がっている。みんな各々に椅子を持ってきて座り、パンなどを食べながら楽しそうに話している。
「◯◯様が見たくてあのドラマのDVDBOX買っちゃった~」「嘘~!高かったでしょう」「だから旦那には内緒なの」「アッハッハ」「あたしも今日のコンサートのこと旦那には言ってないよ」「別に悪いことしてるわけじゃないしねえ」彼女らのマシンガントークはとまらない。

かく言うあたしも前のおば様と軽くお話をしていた。別の韓流スターのチェキ会に朝早く行ってみたら既に50人も並んでいたから今回は始発で来てみたらまさかの一番乗りだったらしい。とても人当たりの良い方だった。

午後はまた一眠りする。寝てばかりだ。さすがに暑さで寝汗をかきながら起きてみたら、いつのまにか大行列ができていて驚いた。韓流スターという言葉も死語になりつつあるが、やはりまだまだ人気があるらしい。母になっておばさんに進化して旦那にも相手にされなくなって、遂に「女」という立場も失ったおばさん達の情熱の行き場としてまだまだ機能し続けている。それは思春期の女の子特有の「男の子への憧れ」を具現化してジャニオタから小銭を巻き上げるジャニーズのシステムに似ている。

スマホでネットをしたり、たまに立ち上がって体操をしたりして、なんとか暇をつぶしていたら、デカいサングラスに白のパンツスーツという「大女優のオフ」のような格好をした女性がつかつかと歩いてきて、「今日はありがと」と艶を含んだ言い方で後ろの男性に礼を言って入れ替わった。やはり同業者だったらしい。彼らは一体いくらで雇われたのだろうか。金に物をいわせて男の子を代理として並ばせた女性にはおばさんたちのひんしゅくと嫉妬交じりの視線がその女性の肉体をえぐり取らんとばかりに刺さってていたが、女性は堂々としたものだった。

そうしてやっとあたしの依頼主も登場。でも彼女は立ち回りが上手いので、先頭を並んでいたおばさんにすかさず挨拶をし、思わず「ちょっと抜けていただけなんです」的な雰囲気を作り出した。やはりやり手だ。そしてあたしはしれっと列を抜けて、ようやく自由な時間を手にした。真っ先に自販機でカフェオレを買い、喫煙所で一服をした。

その後落ち合った依頼主は購入したチェキ券を手にして満足そう。あたしも報酬を手渡しで頂いてそれはそれは幸せだった。なかなか経験することもできないし、韓流スターを取り巻く現場を覗くことができて面白かった。機会があったらまたやりたいと思う。


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