Casperr Aceこと儚屋玲志がフリーDLアルバムを発表!狐火、もつ酢飯、あっこゴリラ、Mousou pager等、HIPHOP勢が新作ラッシュ

A From Magic Studio / 儚屋玲志

www.hakanayahompo.com

ちょっと前のことになるんだけど、Casperr Aceこと儚屋玲志さんが1STアルバムA From Magic Studioをリリースしました。2005年前後からUMBなどのmcバトルで活躍していて、WAQWADOMの一員として活動するほか、ブルテンのVoloやmacka-chinのアルバムにも参加していたJBMらと共にKOGAI UNITにも参加したというキャリアを持ち、今年はあべともなりの「猿脳」にも参加して存在感を示した。そして待望のソロアルバム「A From Magic Studio 」をドロップ。全曲セルフプロデュースでありながらもフリーダウンロードという太っ腹。これは聴くしかない。

キャスパーさんはあべともなりのリリパでKMCが紹介してくれたんだけど、あたしが泥酔も泥酔で余計なことをべらべらと話しちゃって、その時にキャスパーさんは黙ってて、でも面白そうにこちらを眺めていたのがとっても印象的だった。こんな言い方したら嫌がられるかもしれないけど、インテリラッパーだとあとで知ってああなるほどって思った。寡黙で理知的。オフィシャルサイトでも某女優Nの付き人を勤めた際の経験談を公開していてとてもおもしろかった。

だからっていうわけじゃないけど蓋を開けたら作風も結構風変りだった。
音に派手さはない。どちらかというと「古き良き」HIPHOP。最近だとQuronn-Lab.やMousou pagerがその流れに沿ってるんだけど、渋くてかっこいい。それを全部セルフでやってるのは凄い。

でもまず、目を引いた、というか耳に留まったのが南山メリルの支度


始めは「南山メリル」という仮想人格によって女言葉で歌われていて面白かった。ジェンダーの超越、というと大げさだけど他のラッパーはあんまりこういう実験的なことしてないよね。しかも「ブルテンのチャパ」など知ってる名前が出てくる。

でもやっぱりThe Way feat.仙人掌 and MEGA-Gはかっこいい。2000年前後の男臭いHIPHOPを彷彿させる野太いドラムに仙人掌、MEGA-Gのラップが絡む。あべちゃんの時もそうだけど、キャスパーさんの声って高くて軽いからその対比がとってもいい。

アーティストの意向により、リリックの掲載が割愛されてしまっているけど、スニーカーとブーツもかっこよかった。

逆にリリックが希望に満ちていて好きなのがあの列車で行こう


この内容で無料なのでぜひ色んな方に聴いてもらいたい。近々また飲みましょう。

続マイハツルア / 狐火 

続マイハツルア

続マイハツルア

  • 狐火
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥1500

ネビさんの新作「続マイハツルア」もリリースになりました。通算何枚目?13枚目?14枚目?とにかくおめでとうございます!

狐火というラッパーをシーンに知らしめた「マイハツルア」の続編をPENTAXX.B.Fなどお馴染みのトラックメーカーを率いてドロップ。


散々美化した過去なんて今の一瞬に叶わないのに
なんでこの人ってあんなにどうしようもないのに繊細で優しいリリックが書けるんだろう。前作のリリックを引用しながら、アルツハイマーという題材をこんなに美しく、そして悲し気に歌う。 

続マイハツルア

続マイハツルア

  • 狐火
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes

  

それだけじゃない。
今年こそロックインジャパン」を聴いた時、あたしうっかり「まだそんなこと言ってんの?」って思っちゃった。確かにロッキン出れたらかっこいいのかもしれないけど、狐火さんはさあ、もう別のファンが沢山いるわけじゃん。高校の卒業式だって二丁目だってそうだけど、狐火さんには狐火さんにしか立てない場所があるわけ。ロッキン出れなくたって全然いいじゃん。今の狐火さんだって充分かっこいいよって思うんだけど、でもネガティブこじらせてこそ狐火さんだよね。迷曲であり、名曲。 

来年こそロックインジャパン

来年こそロックインジャパン

  • 狐火
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes

 

極めつけは「自動ドア開いてくれ」。自動ドアが開かない悲しさとモロモロの想いを一曲つらつら歌ってんの。どんなミクロな世界観!でもそういう人もいるよねって納得することにします。

頼んだ焼き魚がまだ来ない」もその類かなって思ったら、こっちは超名曲だった。名曲っていうか、リリックは置いといてもフックの「素晴らしい日々とは何だろう。あっという間に流れていくの」ってフレーズが凄く良くて考えさせられる。トラックもクラシカルな浮遊感があってとってもいい。 

頼んだ焼き魚がまだ来ない

頼んだ焼き魚がまだ来ない

  • 狐火
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes

 

そしてアラサーアラフォー殺しの「時には起こせるムーブメント」。あの名フレーズを引用しながら「何のために東京に来たんだろう」と思い詰める。「宇多田ヒカルにフューチャリングされてない方のラッパー」ってのが印象的だ。 

時には起こせるムーブメント

時には起こせるムーブメント

  • 狐火
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes

 

まぎれもない狐火さんの作品でした。狐火ワールドが好きな人はぜひ。アルツハイマーのお婆ちゃんを想う「続マイハツルア」は必聴です。

もつ酢飯はチョコレートマカロンの夢を見るか? / もつ酢飯

こちらもフリーで配信!チンポジムから「もつ酢飯EP」を突如としてドロップしてシーンに登場したもつ酢飯。そこからムノウ、ワッショイサンバがそれぞれMCバトルに挑戦したり、MC松島率いるトウキョウトガリネズミ入りしたり、手探りながらも猛進してきた。トウキョウトガリネズミからの第一弾となる「But,無理 is よくない」は田島ハルコによるトラックで好評だったんだけど、今回はあたしの盟友でもあるDJののの(umaneco)がトラックを提供した「ごはんぱん」だったり、.ぎぎぎのでにろう君が手掛けた「Loving you」だったり、更に色んな曲にチャレンジ。
どっちもとってもよかったんだけど、やっぱり初心を大切にするべく、もつ酢飯EPからもつ酢飯のテーマとブラック・リフレクションも収録。DocManju君はわりと男臭いトラックを作るので今回も作品を通して芯になっている。
今後は正規リリースもあるだろうし、今後の展開も楽しみ。無料なのでぜひ聴いてね。

UPSET! / RHYDA

toosmell.com

VITALのRHYDAもカセットテープを100本限定でリリース。カセットとはいってもダウンロードコード付きなので安心。

今回はQuestion seQこと、piz?が3曲トラックを提供。そしてVOLOKAICHOOがゲスト参加とブルテン臭がプンプンするのでブルテンファンにもおすすめ。
なによりもUPSET!の中毒性が凄いのでぜひ聴いてもらいたい。


そして今回は愛しのHAZYが参加。RHYDAとHAZYの相性の良さはOUR WORLD REMIXでも照明されているのでそっちも気になる。

敷居が高くてあたしもまだ手が出せてないんだけど、限定だから早めに買わなきゃ。

GREEN QUEEN / あっこゴリラ 

ちょっと先になるんだけど、あっこちゃんも新作EP「GREEN QUEEN」をリリース予定。これ凄いよ!STUTS君、OMSB、カリスマドットコムのいつかちゃん、セバXの永原真夏など、色んな人とのコラボをバンバン放ってきたあっこの集大成!ある意味シングルコレクションなのでめっちゃお得!個人的には食品まつりさんとの新曲が気になる。

そして待望の新曲GREEN QUEENパーゴルとのコラボ。


パーゴルって突き抜けたEDMっぽいトラックが特徴的なんだけど、今回はめっちゃ緩い。でもパーゴルっぽい鍵盤感はそのままであっこちゃんの歌が乗ってるんだけど、相性もばっちり。チルみが強くてとっても気持ちが良い。踊りたくなるってより、首を左右にスローに振りたくなる。

12月2日は渋谷WWWでワンマンをするみたい。その頃にはお給料でるから時間合えば行きたいな。

VENTO / KAICHOO

ブルテンの色物番長KAICHOO(GAMEBOYS)も新曲Ventoをドロップ。 

Vento - Single

Vento - Single

  • KAICHOO
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥250

 ブルテンのアルバムが出てからそんなに時間経ってないのに攻めてるなあ。それにしてもとんっと突き飛ばしたら音を立てて崩れそうな絶妙なバランス加減。でもなんでかかっこいいんだよなあ。

昔、イベント帰りに酔っぱらって2人で日暮里で電車乗ったんだけど、寝そうなKAICHOOにお揚げみたいなの無理やり食わしたらめっちゃいやがってたの思い出した。

360°~Three Scrappin’ Stuff~ キキタリネエカ / MOUSOU PAGER

www.wenod.com

キングオブツイッタラーことShowgunnさんのユニット、Mousou pagerも新曲を7inchでリリース。安心のCD-R付き。マイクロフォンペイジャーをモジっただけあって、古き良きHIPHOPを現代でも貫き通す。

めちゃめちゃかっこいい。西パンのトラックも良かったけど、Kuma The Sureshotさんのトラックかっこいい。これ配信してくれないのかな。給料出たら買お。

美咲紫 / 椿

第二回シンデレラMCバトルを制した椿ちゃんも待望のアルバムをリリース。発売は11月25日。

先駆けて新曲福岡のMVが公開されたんだけど、NEZUMIによる激渋チューン。本人曰く「私史上もっともわかりやすい」とのことだけど、やっぱりNEZUMIだけあって、とってもジャジー。地元福岡への愛情が綴られたリリックもとってもいい。

前に公開されて話題になった「遺言」もおそらく収録。今からリリースがとっても楽しみな一枚。

PIECES / MARIA

MARIAも10月25日に新作をドロップ。コンスタントに客演で参加したり、SPASAをリリースしたりと、相変わらずの存在感は保っていたんだけど、ようやく新作が聴ける!
ZORN、そしてオジロのMACCHOが参加、トラックはomsbだということで期待が募るんだけど、Similabを脱退したQNがプロデュースという噂。リリパ行きたいなー。 

KMC 『HIPHOPが好き』 MVにエキストラ出演しました!

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あたしが子供の頃は今みたいにyoutubeなんて全然なくて、MV、いわゆるミュージックビデオなんて全然見れなかった。日本人アーティストはタイアップだったり、ランキング番組だったりで見れることができたんだけど、それこそHIPHOPなんて全然見れる機会なんてなかった。

CD屋さんの店頭販促だとか、あとたまにBSなんかでR&Bの特集番組だとかで見ることができて、その時は食い入るように見ていた。マライアとかスキャットマンジョンとかはわりと街中でも見れる機会があったけど。
中学生になると当時ローリンヒルのDoo Wop (That Thing)とかが流行っていて、BSとかの音楽番組の特集なんかで取り上げられることもあったからそれを録画して何度も何度も見てた。グラミーの授賞式も録画してたんだけど、エントリーされた曲のMVがちょこっと流れるのが嬉しくてよく見てた。

 

高校に入る直前に家族旅行でオーストラリアに行って、ホテルでテレビをつけたらまさかのモイーシャを見ることができて感動してそのままつけっぱなしにしてたら、2pacのchangesmonifahのtouch itのMVが流れていて、ああこれが外国かってなんとなく思ったことがあった。だから今でもその2曲は大好きなんだけど。

高校になるとCSに加入してた小峰さんって友達がよくアリーヤだとかレフトアイだとかのPVを録画してくれたんだけど、暇があったらそればっかり見てた。あと修学旅行でイギリスに行った時にテレビをつけたらMYAのCase Of The Exが流れていて思わずCDを買ってしまった。

大学に入るとブロードバンドの普及と共にyoutubeが登場して、それはそれは色んな人のPVを見漁りました。え、この人って映像だとこんな顔なんだとか、やっぱりミシェルゴンドリーは天才だなとかでもなんだかんだいってリルキムはいつまでもあたしのアイドルだなとかラシャペルは映像も綺麗だなあとか色んなことを思いながら次々と見て楽しかったなー。やっぱMVっていいよね。

30過ぎて想像していたよりも日本語ラップにのめりこんで、それはそれで色んなPVを見て楽しんでる。YOUTUBEってのは本当にエンターテインメントの楽しみ方を変えたなあ。それで色々見ていたら本当に日本語ラップが好きになってブログだとか色々書いてて気が付いたらライターなんて肩書きも得てしまった。

 

そのきっかけをつくったのがまぎれもないあの男、KMCだ。
どういうわけかあの人の音楽にハマり、追いかけ、書き殴って。何度も記事にしてきたし、これからも記事にするつもりなんだけども。


そんなKMCの新しいMV『HIPHOPが好き』にエキストラ出演させて頂きました。

youtu.be

とっても嬉しい!
いえーい、田舎のお母さん見てる~?(見てない)
あたしオカマなのにHIPHOPが好き好きって言っててKMC追いかけてたら遂にMVに出ちゃったよ~!エキストラだけど、しっかり映ってるよ~!しかもエンドロールのSPECIAL THANKSにも「鼎ちゃん」って名前が出ちゃってるよ!STUTS君はもちろんだけど、呂布カルマとも押忍マンともブルテンともラッチャイとも野田クラクションベベーとも間接的に共演しちゃったよ~!いい歳こいてMVデビューだよ!田舎のオカマだったあたしの人生でこんなことが起きるなんて誰が予想できた?世の中って最高だね!このMVも最高だね!だから色んな人に見てもらいたいね!皆で「HIPHOPが好きだー」って叫びたいね!


この曲は新曲ではなくって、KMCの記念すべきデビューアルバムに収録されている曲です。今はすっかり売れっ子となったSTUTS君とKMCはその頃からずっと二人で素敵な音楽を作ってきた。今度新しくでるミックステープも二人の共作なんだけど、そんな二人の原点になった「HIPHOPが好き」も収録されていて、このMVは新たに作られました。
まだ発売前なので聞いてないんだけど、ALTOとのWish You Were Hereもめちゃくちゃ良いし、KMC&STUTS、KINGなど昔の名曲も収録されていて、二人の原点も楽しめる内容になってます。発売は11/15。ぜひぜひ買ってね~! 

 

realsound.jp

realsound.jp

coloppe.com

Rock The Bells feat. KMC

Rock The Bells feat. KMC

  • STUTS
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes
KING

KING

  • KMC
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes
東京WALKING

東京WALKING

  • KMC
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes
KMC&STUTS

KMC&STUTS

  • KMC
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes
テイク・イット・バック・オールナイト

テイク・イット・バック・オールナイト

  • KMC
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes
KIDS ARE ALRIGHT

KIDS ARE ALRIGHT

  • KMC
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes
KICK OUT THE JAMS

KICK OUT THE JAMS

  • KMC
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

ウエノポエトリカンジャム5で谷川俊太郎を見てきた。

土曜日は朝4時起きで仕事だったんだけど、現場が終わったのが意外と早くて昼過ぎには帰宅。体調が悪いというか全く声が出なくなってしまったんだけど、寝たらちょっと調子が良くなってきたので、ウエノポエトリカンジャム5に遊びに行ってきた。もうほとんど終わりかけだったけどね。

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ウエノポエトリカンジャム5ってのはで有名無名問わず、国内のポエトリーリーディングアーティストが集うイベント。2000年にさいとういんこさんという方によって1回目が開催され、今回は胎動レーベルを主催するikomaと三木悠莉という詩人によって8年ぶりに開催された。身内だと狐火さんが出ている。

狐火さんは例外だけど、あたしは実はポエトリーリーディングはあんまり得意ではない。ゴールデン街にある久絽ってお店が昔朗読イベントをした時に色々お手伝いしたりしたこともあったんだけど、言葉が真正面から体の中にダイレクトに入ってくる感覚が正直怖い。なんなら狐火さんの生ライブも散々感情が揺さぶられるのでいっつも消耗しちゃってるくらい。だからあんまり気が進めなかったんだけど、SNSを寝起きに開いたらゲイの知人が結構狐火の実況をしていて、上野は近いし、声もちょっと出るようになったので、行ってみようって思ったのだ。

そんで上野の水上音楽堂に向かったんだけど、すごく人がいっぱい。誰かいるかしらって思ってはじっこの喫煙所に行ったら案の定狐火さん観音クリエイションさん、そしてモグラレコードのモグさん梅酢君が飲んでたので乾杯。「かなえさん、声どうしたんですか」っていじられまくる。

そんで狐火さんと観音さんが「マサキオンザマイクさんにお酒を奢ってもらいましょう」とか言い出したからカツアゲする中学生かよって思ったけど、マサキさん腰が低くて本当に奢ってくれたの。

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(カツアゲの瞬間)


あたし、全然マサキさんの音源は知らなかったんだけど、以前から狐火さんがめっちゃ推してて、調べてみたら大好きなPigeondustとWネームで音源のリリースとか予定してて一気に気になる存在になりました。

MCファイティング

MCファイティング

  • アスベスト, マサキオンザマイク & 1 horse
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥150
  • provided courtesy of iTunes
勝利と敗北のセオリー

勝利と敗北のセオリー

  • マサキオンザマイク & 1 horse
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥150
  • provided courtesy of iTunes

 

ちょうどステージ上では降神の志人がパフォーマンスしてて、ちょっと前にDJ Krushの音源も話題になってたこともあって見入っちゃった。凄いの、スキルが。高速ラップを極めすぎるとレゲエのラガみたいになるんだなってびっくりした。この人もわりとリリカルなアーティストだからそっちを期待してたら、スキルが凄くて圧巻された。 

Yellow Submarine

Yellow Submarine

  • 志人
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes
結 ―YUI― feat. 志人

結 ―YUI― feat. 志人

  • DJ KRUSH
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

そんで会場をぐるって回ったらもつ酢飯からムノウちゃん、ハテブメイトのHontumaさん、加藤真弓ちゃん、ベロベロのジオラマ君などラッパーが多数。特に女優兼ラッパーの加藤真弓ちゃんはお互いに身の上話を話し込んでしまったんだけど、そのタイミングで始まる谷川俊太郎

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(谷川俊太郎と加藤真弓)

 

ああ、生で谷川俊太郎が見れる日が来ようとは。一見するとただのおじいちゃんだし、どこか儚げでファンタジーな光景なんだけど、やっぱり存在感が凄い、ファンシーで穏やかで、まるで風に吹かれる木綿のカーテンのような浮遊感。谷川俊太郎が一音一音発するたびにその世界が目の前に広がっていく。

 

「朝」などの名作をアドリブを混ぜながら暗唱する。
「もう85才になりました」
「おちんちんも本当にお疲れ様」
下ネタなのに根底にあるのは子どものような無邪気さだけでいやらしさが全然ない。

 

挙句の果てにはあの歴史的名作「なんでもおまんこ」を朗読。
地球とのセックスをテーマにした詩なんだけど、ちょっと歪んだ地球信仰みたいな内容。宮沢賢治が母胎回帰なら谷川俊太郎はガイア信仰ってワケだ。それをさらりと、でも本人も楽しみながらつらつらと朗読していく。夢のような瞬間に会場も盛り上がる。嗚呼、良いもの見れました。

 

今回はゲイの知人も何人か来てて挨拶もしてきたんだけど、他のイベントではなかなかないことだったので面白かった。しかも一人が観音クリエイションのファンだっていうから「あそこにいるから話かけてこよう」って行ったら全然違う人だったの。帽子に眼鏡だったのに顔が全然違ってた。ごめんなさい。

 

あたしは間に合わなかったんだけど、狐火さんのパフォーマンスがやっぱりすごかったみたいで、狐火さんの物販もソールドアウトだったそうな。狐火を初めて聴いたという知人が魅了されたって言ってたくらい。鹿児島から狐火さんを見に来たというファンも来てた。こうやって何度も飲んでるうちにどうしようもない人なんだなって思っちゃってるんだけど、狐火さんはやっぱりすごい人なんだなって改めて思いました。ちなみに狐火さんのバックDJのMiss one cupさんは飲みすぎて最前列で爆睡してました。どうしようもないコンビです。

 

あと単独でどうしようもなかったジオラマ君はケータイを失くし、やっと見つかるも画面がバキバキでかわいそうでした。お酒に呪われ、お酒に憑りつかれた人たちを見ることができた素敵なイベントでした。

 

それから狐火さんにくっついて上野で飲み直し。
加藤真弓ちゃんや観音さんもいる席だったんだけど、あら、見たことがあるって思った女の子がいて、紹介してもらったらRIN a.k.a 貫井りらんさん。

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RINちゃんはIkomaさんの胎動レーベルから音源を出してる女優兼ラッパーなんだけど、とにかくRosarioの中毒性が凄い。 

Rosario (feat. KEN THE 390)

Rosario (feat. KEN THE 390)

  • RIN a.k.a 貫井りらん
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes

 
PVや声の印象から神経の細そうな人だなってイメージがあったんだけど、素顔は気さくなお嬢さんでした。もう酔っぱらって何話したか忘れたし、なんなら本人の前でかすれた声で「愛ウォ愛ウォ愛ウォォ」とかやってた記憶もあるんだけど、ずっとゲラゲラ笑ってた気がする。 

lost boy

lost boy

  • RIN a.k.a 貫井りらん & 磯友
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes

 そんでRINちゃんのlost boyでも共演してた磯友君、そしてクズレペゼンでもお馴染みの空也MC君も一緒でした。なんだよ、この豪華なラインナップ。 

一匹狼の群れ (feat. 呂布カルマ & HAIIRO DE ROSSI)

一匹狼の群れ (feat. 呂布カルマ & HAIIRO DE ROSSI)

  • 空也MC
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes
勝ちに (feat. 空也MC)

勝ちに (feat. 空也MC)

  • 観音クリエイション
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes

 

その向かいのテーブルでは狐火観音梅酢の三馬鹿トリオが酒に眼鏡をつっこむ「メガネ酒」を作って飲んでました。そう、いつだって彼らは地獄。とっても楽しくて魅力的な地獄なんだけど、気を許すと取り込まれそうになるから怖い。巻き込まれるもぐさん&加藤真弓ちゃんが気の毒でした。 

 

ってことで狐火さんの新曲続マイハツルア、みんな聴いてね。

youtu.be

あたしが選んだMC松島の名曲10選

mc松島

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北海道在住のラッパー、mc松島が「また」フリーEPを発表した。タイトルは「魔法」。これまでにも何度かビートジャックやサンプリングを試みているmc松島だが、今回はYogee New Wavesの曲をサンプリングした。Yogee New Wavesの緩いトラックをどう乗りこなすのか。不安がよぎるが松島は持ち前の器用さで自らのラップとトラックを上手にマッチさせていた。無料なのでYogee New Wavesファンにもぜひ聴いてもらいたい。

matusima.bandcamp.com

「また」と表現したのには理由がある。この人、めちゃくちゃ曲のリリースのペースが速いのだ。フィジカルではなく、配信ベースだけども月1以上のペースでリリースしていく。実は先日も魔法とは別にライミングマジシャンをリリースしたばかり。しかもitunesラップチャート2位という結果を残している。 

ライミングマジシャン - EP

ライミングマジシャン - EP

  • MC松島
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥900

 趣味・音源リリース 特技・音源リリース 好きな休日の過ごし方・音源リリースって感じなので本当にファン泣かせ。しかも才能のある若手のトラックメーカーと手を組む傾向が多いので見逃すわけにもいかない。でも気を抜いてると「あ、また新作出てる」って驚かされるなんてこともあった。

 

あたしはバトルには疎いのでそこは経験していないんだけど、元々バトルでも名を上げている人みたいでそこからファンも開拓し、知名度の向上にも繋がった。確かにラップもうまいんだけど、BMKD (バトルMCは曲がださい)という曲を出して波乱を呼んだこともあった。そのこだわりからか、実験的にビートメーカーとW名義でEPやアルバムを出していく。呼煙魔、illmore、8ronixなどのビートメーカーとタッグを組むあたり、その辺の嗅覚が敏感なんだと思う。

そのくせ、いきなり公式LINEでおすすめ曲としてNellyのdilemmaを推してきたりするのでイマイチキャラがつかめないんだけど、「君の友達」と連呼するだけあって、SNSでもフレンドリーにファンと絡んでいる。そんな所からも音楽関係者の友人も多いのだろうなということが伺える。

 

自分名義の作品を出しまくってる他にRefugeecampマーゴスというユニット名義で曲を出してる他、トウキョウトガリネズミというレーベルも運営しており、もつ酢飯やメガネなど多数のアーティストを抱えている。あとわけのわからないTシャツも売り出したりする(首が痛いTシャツはいまだに欲しい)。果たしてどこからその行動力が出てくるのだろうか。

TOKYO TOGARI NEZUMI

 

そんなわけでitunesでもmc松島と検索すると本当に追いきれないくらい曲が出てきてしまうんだけれど、あたしが独断と偏見でmc松島の名曲を10曲選んでみた。わりとリリックも軽めの曲が多くて、中には本当に意味がわからない曲なんかもあったりするんだけど、その分軽く聴けるのでぜひ聴いてもらいたい。

1 なゆたのそら / MC松島

なゆたのそら

なゆたのそら

  • MC松島
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 DAOKOなど精力的に手掛けるDJ6月氏による名曲。トラックのメロディがとても綺麗。なゆたは元々仏教用語でサンスクリット語ですべてのものって意味らしい。

PV MC松島 - なゆたのそら prod. by DJ6月 (LHW?) - YouTube

2 風が強い日を選んで走る / MC松島

風が強い日を選んで走る

風が強い日を選んで走る

  • MC松島
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

まっちゃんお抱えビートメーカー・ゼネラルド絶大の才能がフルに発揮された曲。メロディが素敵。全然関係ないけどゼネラルド絶倫だとずっと思ってた。

3 よわいにく / MC松島

よわいにく

よわいにく

  • MC松島
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

これもゼネラルド絶大による名曲。ドラムの強弱がめっちゃいい。リリックがわりと哲学的だったりするが、安そうなPVが良い味出してる。

4 ピーポンへ ft Sneeeze / MC松島 × 8ronix

ピーポンへ (feat. SNEEEZE)

ピーポンへ (feat. SNEEEZE)

  • MC松島 x 8ronix
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

西パンでもお馴染みの8ronix氏とのタッグ。8ronixらしいジャジーさが出ていてとっても素敵。サビもめっちゃいい。ピーポンはP-PONGってラッパーのこと。

MC松島 x 8ronix - ピーポンへ feat. SNEEEZE - YouTube

5 飛行機に乗り遅れる(PARKGOLF RMX)/ MC松島

飛行機に乗り遅れる (PARKGOLF Remix)

飛行機に乗り遅れる (PARKGOLF Remix)

  • MC松島
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

あっこゴリラのGREEN QUEENでも大活躍のパーゴルによるリミックス。もともとの原曲も名曲だったんだけど、リミックスでは一気に気持ちの良いEDM感が出た。

6 遠い夏 / 呼煙魔 & MC松島

遠い夏

遠い夏

  • 呼煙魔 & MC松島
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

男臭いジャジーなトラックを作ることでお馴染みの呼煙魔による傑作。多すぎず少なすぎない鍵盤の音数、じゃっかんしゃがれたまっちゃんのラップ。バランスがとっても絶妙。PVもぜひに。

7 しらふ太郎 / MC松島 & illmore

しらふ太郎

しらふ太郎

  • MC松島 & illmore
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

ミスチフネタかな、大ネタ使いでillmoreの素晴らしさがにじみでてるんだけど、しらふ太郎が意味が分からなすぎて癖になる。あといつになくラップが高速で気持ちがいい。

8 She's a hero  / MC松島

She's a hero

She's a hero

  • MC松島
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 吉田沙保里をひたすら称えるという世にも奇妙な曲。しかも愛しのチェリーブラウンによるゴリゴリのトラック。意味がわからなすぎて癖になる。

9 現現現世 / MC松島 & YAV

現現現世

現現現世

  • MC松島 & YAV
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

あのアニメの主題歌を連想させるんだけど、蓋をあけてみればYavによる爽やかチューン。

10 デトロイト・テクニック・パーティ feat. SPIN MASTER A-1 / MC松島 

デトロイト・テクニック・パーティ feat. SPIN MASTER A-1

デトロイト・テクニック・パーティ feat. SPIN MASTER A-1

  • MC松島
  • エレクトロニック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

跳ねるようなトラックに振り落とされない松島の高速ラップたるや。

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But, 無理 is よくない(REMIX) / MC松島

罰ゲーム企画で田島ハルコプロデュースによるもつ酢飯の同曲をカバー。他にもメガネの冬の空にも参加するなど、トウキョウトガリネズミ所属アーティストとの交流も盛んな模様。

4seasons / Refugeecamp 

4seasons

4seasons

  • Refugeecamp
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

これだめ。一回聞いたらもうちょうハマっちゃった、キャッチーで最高!大好き!

むり feat.MC松島 / DJ6月 

むり feat. MC松島

むり feat. MC松島

  • DJ6月
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 なゆたのそらでタッグを組んだDJ6月氏自身の名義の曲にも参加。これがまた名曲。人という字を見てみると全然支え合ってないよってリリックも好き。

 

#panicroomJP東京行ったら変わったねなんかもまっちゃんのキャリアを語るうえで必須かなって思ったけど、単純に好きな曲を選んでみました。デートしろなんかも好きだからちょっと悩んだんだけどね。

これを機にベストアルバムだしてくれないかしら、って思ったけど、そんなことしたら年間1枚ずつくらいベスト出しそうだからなあ。でもそれくらいちょっと面白い人なので注目してみてください。

 

【PR】MC松島掲載記事♪

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